【賃貸経営】害虫や生き物が原因のトラブル
入居者さんからのクレームを分類すると下記のように3つになります。
2.「物的トラブル」建物・設備が原因
3.「害虫や生き物」ダニ・ゴキブリ・ハチの巣・鳥の巣など
また建物や設備に問題があれば、修理や交換をすることによって解決されます。
しかし、相手が生き物ですので話が通じませんので厄介なトラブルとなります。
室内にゴキブリやダニが発生!誰が対応するの?
室内でゴキブリやダニが発生したと入居者から連絡をいただくことがありますが、
基本的にはご自身での対応をお願いしています。
しかし、そのことが原因による物件の不満から退去してしまうことになりかねません。
入居者さんに手に負えないような場合には、大家さんや管理会社側で
専門業者に依頼する等の対応が必要になります。
共用部に蜂の巣・ツバメの巣どうしたら?
次にご相談がある中で「蜂の巣」や「鳥の巣」の除去の依頼です。
当然、共用部分に関しては、賃貸オーナーさんや管理会社の管轄になります。
とくに「蜂の巣」は危険です。入居者さんにお願いしてはいけません。
もし、お願いしてハシゴ等から転落し大けがやハチに刺されて命を脅かすような
自体になったら、大家さんへの損害賠償に発展することも考えられますので
必ず、大家さんや管理会社が対応すべき案件となります。
高所にある「蜂の巣」や「ズズメ蜂の巣」の危険作業に関しては
行政が費用負担等の支援をしてくれる場合もあるので、相談してみましょう。
ツバメなどが共用部分に作った場合に、「フンが落ちて入居者さんの大切な衣類に!」「臭い」
そんな苦情が寄せられます。しかし「鳥の巣」撤去については、少し抵抗があります。
巣に親鳥が卵を生む前であればよいのですが、ヒナがいる場合の撤去に関しては
「野鳥を殺す行為」となり野獣保護管理法に接触する行為となるとのことです。
入居者の皆様方には大変ご迷惑をお掛けするととなりますが、「巣立ちまでお待ち下さい」と
お願いすることになります。
鳥のフンの落下する場所に板等を設置するなどの臨時の対応が必要になります。
シロアリの定期的の消毒って必要ですか?
上記のように目に見える「生き物」の苦情は対応できるのですが
目に見えない床下などの「シロアリ」に関しては難しい対応を迫られます。
ほとんどのアパートは新築時において「シロアリ予防」の処理をしています。
しかし、薬の効力が約5年間とされているので、定期的に施工する必要があります。
世帯数の多い物件では入居者さんとの日時調整等も難しくまた施工の手間がかかることから
定期的に消毒をする大家さんやはあまり見受けられません。
そんな中、実際には入居者さんから、「シロアリ」で困っているとの苦情はあまり入りません。
もしかしたら、床がへこんだりしてるかもしれません。そんな状況をしりながら
連絡をしてくれない入居者さんも少なくは有りません。
知らず知らずのうち大切な大家さんの財産が蝕まれているかもしれません。
消毒は定期的にすることをお勧めします。
まとめ
上記のように「生き物が原因」となるトラブルは入居者さんが不快の思いをするだけではなく
刺されて大けがをしたり建物を劣化させています原因にもなります。
賃貸オーナーさんとしてまた賃貸管理会社としてしっかりとした対応が必要になります。