繁忙期が終えてからの空室対策
繁忙期が終わると閑散期という賃貸業におけるオフシーズンに入ります。
この時期に、大家さんがすべきことは何なのかを考えましょう。
繁忙期が終えてからの空室対策
残念なことに、今回の繁忙期に空室が決まらなかった賃貸オーナー様は、この閑散期での、入居者募集に向けて動き出さなければなりません。
賃貸オーナー様にご理解いただきたいことは、入居者の立場から見た繁忙期と閑散期の探し方が違うということです。
繁忙期ですと、いつまでに入居したいという明確なる目標がある入居者の方が多くいらっしゃいます。しかし閑散期に入りますと、じっくりと探される方が多くなりますのでそのような方に興味を持っていいただけるような仕掛けが必要となってきます。
そのようなお客様の心理については、お客様を日々接客をし、たくさんのお部屋を見ている営業マンが、一番良く知っているはずです。
繁忙期になぜ決まらなかったのか、この閑散期にどうしたら決まるのか、募集を依頼している不動産会社や管理会社に相談してみてはいかがでしょうか。
お部屋の原状回復工事でカバー出来ないリフォーム等は
時間の余裕がある閑散期はお部屋の細かい部分を見直すのに絶好にチャンスです。
たとえば、クリーニングでは取りきれなかった水回りのコーキングのカビや黒ずみは打ち直すことによって見た目がガラッと変わります。
また水垢が取りけれない浴室の鏡や古くなった水栓やシャワーホースを思い切って交換するのも効果的です。
コンセントプレートやスイッチプレートが黄ばんでいたり割れていたら新品に交換すると印章が良くなります。費用対効果が高いリフォームです。
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内見時の第一印象が大事!
入居者のお部屋を決める要因は内見時において、最初に訪れる建物のエントランスから既に始まっています。
エントランス周りを見直してみましょう。エントランスに入った時に、暗くは有りませんか?
照明器具の規定がありますが、電球の種類を変えただけでずいぶん明るくなる場合があります。
ポストの周りにチラシが散乱してませんか?
どうしてもチラシが貯まるなら、デザインがシンプルな蓋付きのゴミ箱を設置することもよいでしょう。
ポストの号室やネームプレートの塗装が剥げてはないですか?
テプラを貼り直すだけでも綺麗に見えますが、最近ではプラスチックのプレートもネットで安く買える時代です。
また、植栽や絵を飾ってみる、間接照明をプラスすることで、内見時の第一印象アップ効果があります。
自転車置場は乱雑に置かれてませんか?
駐輪場に壊れたりパンクをしていて使用いていないような自転車はありませんんか?また、自転車の台数が増えすぎ駐輪場からあふれ、乱雑に置かれてませんか?
壊れたものや使用しない自転車、また前入居者引っ越し際に持っていかず放置された自転車が考えられます。不要な自転車の調査を行い、まとめてオーナー様で処分するのも方法もひとつです。
自治体によっては安価で処分できることもありますので、地域の清掃事務所に相談してみてください。
まとめ
閑散期、入居時期に余裕のあるお客様は、結構細かいところまでチェックされる方が多くいらっしゃいます。
上記に記載した内容は即効性はないかもしれませんが、確実の物件の価値、すなわち物件力を上げることが出来ますし、実行すれは効果は長続きします。
現在、ご入居くださっている方のためにも良いことですし、長期の入居が期待できます。
時間は掛かるかもしれませんが、閑散期にしか出来ないことをまずは出来るところからやってみてはいかがでしょうか。