原因別に解説!「漏水トラブル」の対処法
賃貸経営をする中で、大家(賃貸オーナー)さんを悩ますトラブル・クレームのひとつが「漏水トラブル」です。今回は雨漏りが原因、また雨漏り以外によるものが原因となった漏水についての対処法を取り上げました。
雨漏りが原因となる漏水
建物の構造や種別に関わらず、建物・設備に欠陥がある場合や老朽化したときに、発生します。たとえ新築の建物でも、施工不良によって発生することもあります。
雨漏りで困ることは、原因となる場所の特定に時間と手間がかかることです。
特にRC造(鉄筋コンクリート造)ともなると、かなり大掛かりな調査と時間を要することがあります。
入居者さんのストレスはたまりますし、とくに大家(賃貸オーナー)さんや管理会社としては雨が降る度に「もしかして雨漏りしているかもしれない。」心配になります。
屋上やバルコニーの防水や外壁のクラック(ヒビ割れ)サッシ周りや打ち継ぎ目地コーキング等の劣化の状態の木造アパートなどは瓦、トタン、コロニアル等の屋根の状態を確認しながら実際に水を流しながらの原因を特定になりますので長期化することが多くなります。
大家(賃貸オーナー)さんや管理会社の対応としては、入居者さんから雨漏りの報告を受けたらすぐに現地に行き、入居者さんよりよくお話を聞き漏水している部分の写真撮影をして、今後の業者との打ち合わせにおいて詳しく説明できるようにしましょう。
最初の散水調査で怪しい部位の特定ができたら、晴れが続いた日にハシコや足場を設置してまずは取り急ぎ、まずは取り急ぎコーキング等で処置をして様子を見ます。
これで、漏水がないことが確認できたら、外部を塗装や防水等を行い、室内も修復して完了することが出来ます。
雨漏りや漏水の対応で最も注意しなければならないことは、問題を解決するまでに長期化しやすいため、入居者さんの感情に最大限の配慮が必要となります。
入居者さんの過失による漏水の3大原因
雨漏りでないことが室内漏水では、原因な入居者さんの過失によるものがあります。
代表的なものは、洗濯ホースの外れ、風呂の排水を詰まり、トイレ詰まらせたこと等による溢れによる漏水、などが大きな3大原因となります。
入居者さんに過失があるときは、入居者さん加入の個人賠償責任保険・借家人賠償責任保険が利用できますが「保険が使えます」と簡単に言わないようにしましょう。金額で揉めることもありますので気をつけなくてはなりません。
その他に建物や設備の老朽化による漏水は原則的に保険の対象外となるので注意が必要です。オプションとして漏水の特約等が附いていると、保険会社より手厚い保障を受けられます。「施設賠償責任保険」等の検討が必要かもしれません。
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