賃貸リフォーム&リノベーションを考える
今回は建築資材の値上げラッシュの中、
賃貸リフォーム&リノベーションを考えます。
<工事費用が上がっている事態>
賃貸の現場で工事費用が上がっているという事態を考察します。
さらにローコストリフォームの意識を、
入居者確保の原則として退去をなるべく防ぐという方針は重要です。
これは同時に工事費アップ対策になることに気づかされます。
しかし防げない退去があるのも現実ですので、
その際には、「必要な工事は行う、無駄な工事は省く」
という方針を再度徹底する必要があります。
<費用を抑えるという工夫とは>
例えば経年劣化が目立つクロスを経費節約のために張り替えずに賃貸すると、
空室の長期化や家賃の値下げという収入減リスクになりますので、
これは必要な工事にあたると思います。
一方で、いままで使っていた廃盤になりにくい量産クロスを、
単価はアップするけど寿命の長い素材を選ぶことで張り替えの頻度を減らし、
長期的に費用を抑えるという工夫も考えられます。
洗えるクロスというのもありますし、
張り替えないで塗装するという選択もあります。
キッチン、バスルーム、洗面化粧台なども、
見た目が古びたけど機能に問題がないなら、
入れ替えではなく表層だけ張り替えることで費用を抑えることができます。
<まとめ>
これらの方法を特におススメする、ということではなく、
工夫の余地があることをお伝えしたいのです。
大事なのは、リフォーム工事費が高騰することを知ったうえで、
それに備えることです。
ローコストリフォームへの意識がさらに重要になってきました。