コロナ禍でお部屋探しのニーズが変化した事とは
今回はコロナ禍でお部屋探しのニーズが変化した事について、
お話しします。
<コロナ禍で部屋探しをする理由とは>
リモートワーク普及で広い部屋、防音性など重視の傾向、
コロナ禍でお部屋探しのニーズが変化しました。
アットホーム株式会社(東京都大田区)が調査した、
『不動産のプロが選ぶ問合せが多かった条件・設備ランキング』でも、
その影響をみることができます。
これは賃貸物件の部屋探しを担当した加盟店を対象に調査したものです。
コロナ禍で部屋探しをする理由のうち34.4%と最も多かったのは、
「毎月の家賃を下げたい」という回答。
「コロナで収入が減ったため、現在の住まいより家賃の低い物件を、
探しているお客さまがいた」という声が複数あったようです。
コロナが賃借人の収入に影響を与えていることがわかります。
2位は「転勤のため引っ越したい」(32.9%)、
3位は「今より部屋数を増やしたい」(30.3%)で、
リモートワーク専用の部屋を求めて部屋探しした人が一定数いたようです。
<住まいに求める役割が多様化>
「リモートワーク環境を整えたいという反響は目立った。
専用の部屋がある広い物件を探す人だけでなく、
木造アパートから防音性が高いRC 造に引っ越したいという人もかなりいました」
という感想もありました。
加盟店への調査から、「在宅時間が長くなったため、
家賃を増額してでも気にいったお部屋に住みたいというお客さまが増えた」
という声も浮かびました。
ステイホームによって「住まいに求める役割が多様化していることが特徴的」と
調査を締めくくっています。
<まとめ>
賃貸業界に限らず、非対面での経済活動を助けるIT システムは急速に開発、
普及が進んでおり、より便利なサービスが次々に生まれています。
一部の大手企業はオフィス面積を大幅に縮小するなどコロナ以降も、
リモートワークを推し進める方向が見えつつあります。
賃貸経営への影響を意識していく必要があるようです。