知っ得!空室対策vol.1
繁忙期が終えて閑散期に対応した入居者募集とは
賃貸経営は1年の中で大きな波があります。1月~3月にかけて、もっとも忙しくなる繁忙期ですが、4月に入るとなだらかに閑散期に向かっていきます。
しかし閑散期と言ってもお部屋を探す人がゼロになるわけではなく「希望の部屋をゆっくり探したい!」と言って、繁忙期を外して来店されるお客様もいます。
「いいお部屋があれば引っ越したい!」という方は「就職や転勤でこの日まで引越しなければならない」という事情と違うので、私たちは繁忙期をずらしてお勧めすることもあります。
繁忙期とは違い、閑散期のお部屋探しはゆっくり検討していただける時間の余裕があります。
◆閑散期に向けた準備を!
さて、この時期に何をすべきか考えてみましょう!
残念ながら繁忙期に契約できなかったお部屋や、3月末の退去となり商品化が間に合わなかったお部屋は、早く入居してもらうように動き出す必要があります。また、現在満室でも、閑散期の間に退去の可能性はありますので、準備が必要です。
入居者さんの立場から見ても、繁忙期と閑散期のお部屋の探し方が違うように、大家さん(賃貸オーナー)の立場から見た繁忙期と閑散期における入居者募集の考え方も違ってしかるべきです。
閑散期に入るとじっくりとお部屋を探す人が多くなるので、そのような人の心をつかむような対策を考える必要があります。
◆閑散期だからこそ見直すべきことって!
通常の原状回復工事にちょっとプラスしたリフォーム工事は時間のある閑散期に行うべきです。
クリーニングで取りきれない水回りのカビや黒ずみはコーキングで綺麗になります。
また水垢が取りきれない浴室の鏡や水栓金具やシャワーヘッドは交換を検討してはいかがでしょうか?
コンセントやスイッチが黄ばんだり割れていたら新品に交換することによって印象が良くなります。
またお部屋の収納量を増やすことで、お客様の注目度がアップします。玄関の壁、洗濯パンの上部、収納のない洋室の壁、あるいは押入れの中も工夫次第で収納量を増やすことが可能で、すべて、多額な工事費を掛けることなくできる工事です。
◆お部屋の「見せ方」を工夫しよう!
家具や家電器具等など設置して実際に生活感をイメージできるようなモデルルームに出来れば申し分ありませんが、玄関マットとスリッパを置いてカーテンとお洒落な照明器具を置くだけでも、お部屋の見栄えがグーンと良くなります。
またキッチンや浴室に生活小物を置くのも効果的です。これらのものは100円ショップで買い揃えることが出来ます。
◆内見の方が最初に目にするエントランス!
良く見る光景ですが、郵便ポストの下部にチラシが散乱していると最初に良くない印象となってしまいます。特にエントランスはいつも綺麗に整頓されていたり、季節の花が飾ってある景色は物件を初めて訪れたお客様の印象を格段に良くすることでしょう。
閑散期にゆっくりお部屋探しをしているお客様はこの様な細かいところまで、しっかりチェックしている方が多いようです。
この様なことは、即効性はないかもしれませんが、確実に物件価値を上げることが出来ますし、続けることによって効果が長続きします。また現在入居されている方にも喜んでもらえますので、長期入居にも繋がりますしもしかしたら入居者の方からご紹介をいただけるかもしれません。
時間はかかるかもしれませんが、まずは閑散期に出来ることをやってみてはいかがでしょうか!
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